日経BP発行の日経ソフトウェア2005年11月号(9月24日発売)に拙著の下記記事が掲載されています。
基本はいつもC言語 第5回 配列処理を通して知る「文字=数値」の不思議!
ちなみに、日経ソフトウェアは、他の日経を関するパソコン関連雑誌と異なり、普通の書店で購入できます!。売れ筋パソコン雑誌の1つなので、割と多くの書店で見かけます。お手にとってご覧下さい。
ここからが真の見せ場だ! §
実はこの連載の真のテーマは、文字処理の内部構造をありのままに見せてしまうことにあります。
C入門と言いつつ、実は、文字の内部構造入門でもあるです。
もちろん、そのような知識はCを使っていく上で必須となるものです。
しかし、必須の知識は他にもあります。
それらの中から、なぜ文字を選んだのか。その理由は、それがCならではの面白さを語る上で最も価値があると考えたからです。
通常のプログラム言語は、文字が数値であることを隠そうとすることが多いと言えます。たとえば、Visual Basicなら、文字のコードを数値として得るにはAsc(W)関数を入れねばなりません。C#ではchar型の値をそのままConsole.WriteLineメソッドに渡すと、数値ではなく文字として出力されます。
しかし、Cは積極的に文字が数値であることを肯定します。
文字が数値であり、数字が文字である不思議な世界を体験するためにCこそが最適な言語ではないか、と思うわけです。
だからこそ、C入門という連載の主テーマは、文字であるべきだと考えたわけです。