2005年09月24日
川俣晶の縁側技術関連執筆情報 total 2492 count

基本はいつもC言語 第5回 配列処理を通して知る「文字=数値」の不思議!

Written By: 川俣 晶連絡先

 日経BP発行の日経ソフトウェア2005年11月号(9月24日発売)に拙著の下記記事が掲載されています。

基本はいつもC言語 第5回 配列処理を通して知る「文字=数値」の不思議!

 ちなみに、日経ソフトウェアは、他の日経を関するパソコン関連雑誌と異なり、普通の書店で購入できます!。売れ筋パソコン雑誌の1つなので、割と多くの書店で見かけます。お手にとってご覧下さい。

ここからが真の見せ場だ! §

 実はこの連載の真のテーマは、文字処理の内部構造をありのままに見せてしまうことにあります。

 C入門と言いつつ、実は、文字の内部構造入門でもあるです。

 もちろん、そのような知識はCを使っていく上で必須となるものです。

 しかし、必須の知識は他にもあります。

 それらの中から、なぜ文字を選んだのか。その理由は、それがCならではの面白さを語る上で最も価値があると考えたからです。

 通常のプログラム言語は、文字が数値であることを隠そうとすることが多いと言えます。たとえば、Visual Basicなら、文字のコードを数値として得るにはAsc(W)関数を入れねばなりません。C#ではchar型の値をそのままConsole.WriteLineメソッドに渡すと、数値ではなく文字として出力されます。

 しかし、Cは積極的に文字が数値であることを肯定します。

 文字が数値であり、数字が文字である不思議な世界を体験するためにCこそが最適な言語ではないか、と思うわけです。

 だからこそ、C入門という連載の主テーマは、文字であるべきだと考えたわけです。